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トニー・ウィルソン氏、死去

■ファクトリー・レコードの創設者の一人、トニー・ウィルソン氏が8月10日、心臓発作で亡くなったそうです。まだ57歳の若さでした。心よりご冥福をお祈りいたします。

■詳細はこちら ⇒ CDJournal.com - ニュース - ファクトリー・レコードの創設者 トニー・ウィルソン、死去

■ほんの数ヶ月前、ファクトリー・レコードの歴史を紐解くDVD「シャドウプレイヤーズ」でその元気な姿を見たばかりだったので、とてもショックです。

■あなたのおかげで本当に沢山の素晴らしい音楽に出会えました。ありがとう。そしてさようなら。天国でイアン・カーティスと再会できましたか?

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2007/08/13


ついに再発された「ブリュッセル」続編


The Fruit of the Original Sin / Various Artists (2007/08)


■ついに再発されましたね。「From Brussels With Love(ブリュッセルより愛をこめて)」の続編にあたるクレプスキュール・レーベルのコンピレーション「THE FRUIT OF THE ORIGINAL SIN(原罪の果実)」。長生きはするものです。

■ドゥルッティ・コラム、ポール・ヘイグ、ウィム・メルテンなど、クレプスキュール/ファクトリー/ポストカードなど様々なレーベルを超えたアーティストによるポスト・パンク&アヴァンギャルドなトラックをはじめ、マルグリット・デュラスへのインタビュー、ウィリアム・バロウズによるライヴ・リーディング、サティやドヴュッシーのピアノ曲まで、多彩な魅力がギッシリ詰まった全30曲、2枚組、120分の本作。何とうち8曲は、当時シングル等でしかリリースされなかったレア・ボーナス・トラックです。

■なお、僕は待ちきれずに直輸入版を購入してしまいましたが、8月25日には前作「ブリュッセル」と同様、渚十吾氏による解説付きのバージョンがディスクユニオンさんより発売されます。⇒ diskunion ROCK WEB SHOP

◇ところで上記ユニオンさんでのトラックリスト表記についてお節介ながらちょっと訂正を。Disc No.2の4曲目に Virginia Astley「A Long Absence」がクレジットされていますが、これは正確には、3曲目の「Marguerite Duras / interview」のバックに流れるピアノ曲となります。つまり3曲目と4曲目は合わせて1トラックとなり、したがってDisc No.2も全15トラックとなります。

■1981年の、美しい黄昏色の宝石箱を、またこうして開けることのできる幸せをぜひ。

■リリース元のLTMレーベルにて詳しい解説を(スリーヴノートがそのままUPされています)⇒ カタログ および スリーヴノート/トラックリスト

■トラックリストは以下の通り

Disc No. [1]
1. Peter Gordon / The Fruit of the Original Sin
2. The French Impressionists / My Guardian Angel/Boo Boo's Gone Mambo
3. Durutti Column / The Eye and the Hand
4. Wim Mertens / Multiple 12
5. Cecile Bruynoghe / Clair de Lune
6. Marine / A Man & A Woman
7. Paul Haig / Mad Horses
8. Marine Animal / In My Head
9. 323 / Affectionate Silence
10. Swamp Children / Flesh
11. DNA / Taking Kid to School/Cop Buys a Donut/Delivering the Goods

12. Lawrence Weiner & Peter Gordon / Deutsche Angst
13. Durutti Column / Weakness & Fever
14. Rhythm of Life / Summertime
15. The Lost Jockey / Matters of Theory

Disc No. [2]
1. Rhine River III / An End Remains
2. Richard Jobson / The Happiness of Lonely
3. Marguerite Duras / interview
4. Richard Jobson / India Song
5. The Names / Music for Someone
6. Thick Pigeon / Sudan
7. Durutti Column / Party
8. Arthur Russell / Sketch for Face of Helen
9. Durutti Column / Experiment in Fifth
10. Winston / Tong The Next Best Thing To Death
11. William S.Burroughs / Twilight's Last Gleaming

12. Cecile Bruynoghe / Gymnopedie No.1
13. Rhine River III / Departures
14. Rhythm of Life / Soon
15. Lawrence Weiner / Where It Came From

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2007/08/13


ドゥルッティ・コラムのレア・トラック集


Sporadic Three / Durutti Column (2007)


■ドゥルッティ・コラムのレア・トラック集。アウト・テイクやホーム・デモなど、アルバム未収録の貴重な14曲を収録。「Sporadic Recordings」(1989)、「The Return of Sporadic Recordings」(2002)に続く、シリーズ第三弾。

■これ、すごく良いです。もともとパーソナルな雰囲気を持った音楽を創る人ですから、こういうさりげないデモなどにこそ、そのコアな心情のようなものがより純粋に生々しく吐露されていて、心の内をそっと覗くような、個人的に対話をしているような、そんな近しい気持ちになれるのです。静謐で美しい音世界をぜひ。

■スリーブには自身による全曲解説や、若き日のフォトも収録されていて楽しめます。例えば「New Order Tribute」(M-8)なんて曲もあって、『作曲からマスタリングまで90分、New Orderが大好きだから楽しみのために作った。バーナードの無表情なヴォーカル・スタイルを真似てみたんだ』といったコメントが付けられています。

■MySpaceで、M-7「For Loretta」の試聴を ⇒ www.myspace.com/durutticolumn
■iTunes Store では全曲試聴&購入可能 ⇒ iTunes Store:Sporadic Three
■公式サイト ⇒ The Durutti Column 

■ちなみに89年の第一弾「Sporadic Recordings」も、いまだに愛聴する一枚です。限定4,000枚、ゴム印でシリアルナンバーと「美似雷利」(びにらいり)の文字が押してある貴重なもので、僕は3017番を保有しています。内容も本作同様素晴らしいので、もし中古盤屋などで見つけたら迷わず入手をお奨めします(これを読んで下さった方で、他のシリアルをお持ちの方がいらっしゃったらコメント頂けると嬉しいです)。

sporadicrecordings.jpg

■sporadic:【形】 散発的{さんぱつ てき}な、時々起こる。

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2007/04/22


ファクトリー・レーベルの歴史!


シャドウプレイヤーズ - ファクトリー・レコードとマンチェスターのポスト・パンク 1978~81(DVD)(2007/3/23)


■ファクトリー・レコードの歴史を、トニー・ウィルソン(レーベル創設者)を中心に、ピーター・サヴィル(レーベル・デザイナー)、ピーター・フック(ジョイ・ディヴィジョン/ニュー・オーダー)、ヴィニ・ライリー(ドゥルッティ・コラム)ら関係者が振り返る貴重なインタビュー集DVD。

■演奏シーンなどの派手な映像は全くありませんが、レーベルが生まれた背景やその発展にまつわる逸話の数々はどれも興味深いものばかりで、気付けば132分の長尺を夢中で見終わっていました。

■「ファクトリー・ベネルクス」から「クレプスキュール」誕生に至るベルギーでのレーベル展開、ジョイ・ディヴィジョンのデビュー、そしてイアン・カーティスの死を乗り越えてニュー・オーダーに至るまでの道程、ドゥルッティ・コラムの歴史的<紙やすり付きジャケット>デビュー・アルバムがどのように作られたか、などなど、重要かつ貴重な証言を、最も直接的に深く関わった当事者の口からじかに聞けるのは、まさに至福と言って良いでしょう。

■中でも特に印象的だったのは、やはりヴィニ・ライリー。終始遠くを見つめる眼差しで訥々と語るその姿は感動的ですらあり、鬱やノイローゼに苦しみながら(ツアーも飛行機で、しかも担架に乗せられて移動したという)作品を生み出したという話など、いかにも繊細なこの人らしくて思わず目頭が熱くなりました。

■また、先日読んだデボラ・カーティスによる「タッチング・フロム・ア・ディスタンス」(関連記事)も、本作を鑑賞するにあたって彩りを添えてくれました。前述の紙やすり付きジャケットの紙やすり、その何百枚かは何を隠そうイアン・カーティスが煙草銭を稼ぐために、しこしこと自らの手で貼り付けたものだったんですね(涙)。

■ちなみに本作の監督は、本作のリリース元でもありクレプスキュールの作品(関連記事)などを再発しているLTMレコーディングスのオーナーであるジェイムス・ナイス。再発だけでなく、こんな仕事もしていたのですね。素晴らしい!!

■最後に、この作品を教えてくださったまいさまさん(plus que jamais**)に、先の「ブリュッセル」に続きまして御礼を。これ、ホント面白かったです!ありがとうございました。

■作品の詳細はこちら ⇒ nowondvd.net

* * *
■その他、今週は大貫妙子さんのRCA時代の紙ジャケを衝動買い/大人買いしてしまいました。他にもアクアラング(zumaさんご紹介)などなど。逐次レビューしていきたいと思います。 ⇒ 靴を見つめるシェルフ

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2007/03/25


生きてて良かった!ブリュッセルより愛をこめて

FROM BRUSSELS WITH LOVE
FROM BRUSSELS WITH LOVE / V.A. (2007)

■この作品の再発を待ち続けること20年弱。中古盤屋に行けば必ずコンピレーションのコーナを「ブリュッセル、ブリュッセル」ととつぶやきながら(アブナい)くまなくチェックし、壁にかかったアナログ盤の値段を眺めてはため息をつき、ネットで検索を続け、音源を持っている人のウェブ記事に羨望のまなざしを送り・・・・・・そんな日々ともようやくお別れです。この名盤がリイシューされない訳が無いと信じながら、いつの日か奇跡のようにCDショップに並ぶ姿を目にする、そんな日を夢見て来ましたが、ついにその奇跡が起こったのですね。今聴いても全く色あせることのない、見事な工芸品のような愛しのブリュッセル。生きてて良かった!

■時をさかのぼること1978年、ニュー・オーダーらが所属したファクトリー・レーベルのベルギー支部といった形で始動したクレプスキュール・レーベルから、本作がカセット・テープというフォーマットで世に出たのが80年。僕が聴いたのはその後83年にアナログLPとしてリリースされたバージョンでしたが、インストあり、歌モノあり、ブライアン・イーノやジャンヌ・モローのインタビュー(バックにはエリック・サティのJe te veux が)まであり、といったその不思議な黄昏(クレプスキュール)色の音のつづれ織りに、何か説明のつかない、それまでに聴いたどんな音楽から感じるのでもない、何とも不思議な感情(感動)を覚えた時のことを、今でもはっきりと覚えています。

■当時貸しレコード屋で借りたLPをダビングしたカセットを、それこそ毎日のように聴きましたが、THOMAS DOLBYの名曲「airwaves」や、DURUTTI COLUMNの繊細で耽美な音世界、HAROLD BUDOの美しいピアノなど、どの作品も大好きで本当に飽きることがありませんでした。

■その後、本作は87年にCDとしてリリースされる訳ですが、その頃はとにかく貧乏でしたし、カセットがあるからまたいつか手に入れれば、などと思ったのが運の尽き・・・・・・愚かな僕はその貴重な磁性体を、別の音源で抹消してしまったのです。時既に遅し!気付けばCDはいつしか廃盤に。それから・・・・・・ ⇒ 以降、冒頭の文章に戻る。

* * *

■本作はその80年版オリジナル・カセット・バージョンの再現(デジタル・リマスタリング)ということで、当時のライナーやイラスト、フォト、クレジットなどを収録した20ページものブックレットまで付いています。また、日本盤にはストロベリーディスクショナリー」などの著書でも知られる渚十吾氏の解説も(僕が買ったのもその日本盤で、渋谷タワーレコードのコンピレーションコーナーに面出しして置いてありました)。

■本作のリイシューを知るきっかけとなったのが、僕がいつもチェックを欠かさない重要ブログのひとつ、まいさまさんの「plus que jamais」です。まいさまさんにも「シブサワより感謝をこめて」 ⇒ plus que jamais

■まいさまさんもおっしゃっていますが、次は是非、本作の続編とも言うべき「The Fruits Of The Original」のリイシューを心より希望するところです。

■日本でのディストリビューター、disk unionのサイトにて、試聴〜購入が出来ます(上記ジャケ写からもリンク可能)。 ⇒ disk union.net
■復刻を手がけたLTMレーベル、ありがとう! ⇒ ltmcd 2479

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2007/02/25


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