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ハートウォームな春色ドリーム・ポップ

Can Cladders
Can Cladders / The High Llamas (2007)

■幕開けの麗しいストリングスの音色に耳を奪われたのもつかの間、クールなオルガンにかぶさるアナログ・リズムマシンのハイハット、ショーン・オヘイガンの心温まる歌声、独特の、と言うしかない夢見心地でソフトなメロディー、女声コーラス、ギター、バンジョーと来れば・・・・・・とにかくすべてが、素晴らしくハイ・ラマズなのです。

■メロディーが美しい。弦やブラスを随所にちりばめたバックトラックがまた美しい。曲想もバラエティーに富み、まさに「オヘイガン節」といったフレーズが満載。ファンの期待を120%裏切ることは無いでしょう。音響系というくくり方もされていた彼らですが、本作はその流れを汲む丁寧な音作りを根底に置きながらも、何よりも純粋に楽しめる極上のポップ・アルバムに仕上がっています。これから訪れる春にも豊かな彩りを添えてくれること請け合いの、ハートウォームな一枚です。

■ハイ・ラマズは、1980年にアイルランドで結成されたマイクロディズニーのメンバーであったショーン・オヘイガンが、解散後のソロ活動を経て92年に結成した(現在)6人組。本作は彼らの通算7枚目のオリジナル・アルバムです。

■HMVのサイトで全曲試聴可 ⇒ High Llamas - Can Cladders - HMV
■公式サイト ⇒ highllamas.com
■Myspace ⇒ http://www.myspace.com/thehighllamassongs
■過去記事 ⇒ SNOWBUG / THE HIGH LLAMAS (1999)

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2007/02/22


ドリーミーな極上エレクトロ・ポップ

the bird and the bee
the bird and the bee / the bird and the bee (2007)

■これは素敵だ!L.A.の男女ユニットのデビュー・アルバム。どこか懐かしさを感じさせる、ドリーミーな極上エレクトロ・ポップ。

■心地よい浮遊感に包まれたバックトラックに融ける、キュートな女性ヴォーカル(ローウェル・ジョージ(リトル・フィート)の実娘だそうです)がとてもいい。透明感と温かみを併せ持つその声は、ビョークや土岐麻子さんを思わせます。2曲目などは、コクトーズのエリザベス(それも「Four-Calendar Cafe」あたりの優しい歌唱法の)みたい。セイント・エティエンヌやステレオラブなどお好きな方にも。

■リリースはジャズの名門・ブルーノートの関連レーベルであるメトロ・ブルーから。 ⇒ Blue Note Records

■国内公式サイトで試聴を ⇒ the bird and the bee official site

■MySpaceでも試聴可。Yahoo!ライブ映像へのリンクもあります。⇒ www.myspace.com/thebirdandthebee

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2007/02/04


80年代洋楽の魅力を受け継ぐ音

Captain
This Is Hazelville / Captain (2006)

■英国の五人組バンド Captain のファースト・アルバム。パディ・マクアールン(Prefab Sprout)が作った曲を、ゲイリー・クラーク(Danny Wilson)とウェンディー・スミス(Prefab Sprout)が歌ったら、こんな感じになるだろうな・・・。シングル曲「Broke」「Frontline」「Glorious」を聴きながら、そんなことを想像しました。

■はっきり言って、非常に良いです。80年代洋楽のエッセンスを受け継ぎ、それを見事に昇華させたメロディーとアレンジ、ドリーミーで印象的なギターやシンセの音色やリフ、音像処理、男女ヴォーカルの心地よい絡みなど、何もかもが本当に素晴らしくて。

■プロデュースは、大御所・トレヴァー・ホーン。原石の輝きを残しつつ、キャッチーで洗練された音に仕上げる手腕は流石です。

■彼らのMySpace ⇒ Captain - The Official Web Site

■公式サイトではPVも視聴可 ⇒ www.myspace.com/captaintheband

■僕が彼らを知ったきっかけとなったzumaさんの記事もぜひ!彼らの魅力が最大限に伝わってくる、丁寧で心のこもった記事はとても参考になりますよ。⇒ あれこれ何とか好奇心/zumaさん

* * *
zumaさん、いつもながら素敵な音のご紹介をありがとうございます。昨年の記事を拝読して、密かにずっと気になっていた本作を購入しました。同じく先日ご紹介頂いた Yo La Tengo「Electr-o-pura」も入手、聴き込んでます!

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2007/01/30


休日に聞きたいこの一枚 (1)


A Plea En Vendredi / Tamas Wells

■手を触れたら儚くも消えてしまいそうな、夢のように美しいメロディー。余りにも透明な歌声と、澄んだピアノの音色。清らかなギターのアルペジオ。しかしそこにはすべてを受け入れるしなやかさと、凛とした力強さとが宿っている。冬の陽だまり、木々の木漏れ日。雨の匂い。遠い記憶。テレスコープを逆さに覗くような、そんなもどかしさすらどこか愛しく・・・。

■ミャンマー出身のオーストラリア人、タマス・ウェルズを中心とした4人組。故郷でエイズ教育の地域プロジェクトに従事する彼が夜ごと綴った小さな祈りに、そっと耳を傾けてみてください。穏やかな光が、貴方の心を優しく満たしてくれるに違いありません。

■上記ジャケ画像クリックにて、リンク先より全曲試聴可能。

■公式HP ⇒ tien an min

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2007/01/10


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