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音楽を「考える」


音楽を「考える」/茂木 健一郎, 江村 哲二【ちくまプリマー新書 】(2007/05)


■脳科学者・茂木健一郎と作曲家・江村哲二の対談集。

■モーツァルトやジョン・ケージなどを例にとりながら「自分の内なる音を聴く」ことの重要性について語り合う『音楽を「聴く」』『音楽を「知る」』の章をはじめ、芸術のポピュリズムや現代音楽、音楽の一回性などについて論じる『音楽に「出会う」』、クラッシック音楽を取り巻く状況や、音楽と思考〜生命哲学との関係に迫る『音楽を「考える」』の章まで、若い人向けのベーシックなシリーズながら、多くの示唆に富んだ、大変エキサイティングな一冊でした。

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2007/05/31


音楽と本と散歩の楽しみ

空想紅茶
空想紅茶―BERRY VERY BERRY NOTE (単行本) / 渚 十吾 (2004/11)

■ごくありふれた、でも何かが特別に感じられるような日曜の朝。窓には春の始まりを告げる柔らかい光が溢れている。そんなどこか天使的な朝には、ベッドに入ったまま枕元から、こんな本を手にとって読んでみたい。

■MORNING / AFTERNOON / EVENING / NIGHT と章立てされたページには、音楽と本と散歩の密かな楽しみが、散文や詩、コラージュや写真という形をとって美しくちりばめられている。さながら21世紀版「植草甚一スクラップ・ブック」といったおもむきで。

■ベン・ワット、ケニー・ランキン、ハーパス・ビザール、July Skies、L'altra。アントニオ・タブッキ、リチャード・ブローディガン、サリンジャー。京都のイノダ・コーヒー。この本の作者の、そして僕も大好きな音楽や本やカフェを、あなたも気に入ってくれたらとても嬉しい。

■ゆったりと満ち足りた気持ちで最後のページを閉じたなら、すぐにベッドを抜け出して散歩に出かけたくなるだろう。お気に入りのカフェで美味しいコーヒーを飲んだあと、本屋とCDショップをハシゴする・・・・・・そんな小さな休日のプランが、きっと頭の中に出来上がっているはずだから。

■先日嬉しい再発のあった「FROM BRUSSELS WITH LOVE」の日本盤に、本書の著者、渚十吾氏が心のこもった解説を寄せていて(⇒ ブログ内関連記事)かねてから氏の文章のファンであった僕にとっては二重の喜びとなりました。

■渚十吾氏は数々のライナー・ノーツやコラムを執筆する一方で、本書や「Blueberry Dictionary」などの著書、最新作「ユリイカの浮上」(ムーンライダーズ・鈴木慶一氏も絶賛)をはじめ魅力的なモンド/アーバン/ラウンジ系ミュージックを発表する文筆家であり音楽家。

■公式サイトはこちら ⇒ jugo.nagisa.web.site.happy.hour
■「ユリイカの浮上」の試聴はワイキキレコードで ⇒ WAIKIKI RECORD

■それでは僕も、これから散歩に出かけます。

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2007/03/04


未亡人によるイアン・カーティスの伝記

Touching from a Distance
タッチング・フロム・ア・ディスタンス―イアン・カーティスとジョイ・ディヴィジョン (単行本) / デボラ・カーティス (2006/09)

■いつの間にか翻訳が出ていたのですね。原書は持っていたのですが、慌てて入手しました。1980年、自らの手で命を絶った Joy Division のリード・シンガー、イアン・カーティス。本書はその未亡人、デボラ・カーティスによる伝記です。

■本の扉には「Love Will Tear Us Apart」の直筆原稿があり、結婚式の/子供を抱いたイアンの写真(写真は原書はカラー、こちらの翻訳書はモノクロといった違いがあります)があり、未発表作を含むイアンの全詩(翻訳付き)があり、全ディスコグラフィー、全ギグ・リストがあり、といったアイテムだけでも、本書の価値は十分にあるでしょう。

■本編も、妻という最も近い立場から見たイアンの生い立ちや私生活、バンドの内情などが詳細かつ赤裸々に描かれており、ファンには大変興味深い内容になっています。

■とは言えまだ僕はこの本をきちんと読んでいません。読了後にまた感想など書きたいと思います。今日はとりあえずご報告まで。

■原書もまだ入手可能です↓

Touching from a Distance
Touching from a Distance: Ian Curtis and Joy Division / Deborah Curtis (2001/06)

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2007/02/27


最近読んだ音楽本

Never Lose That Feeling #2
俺がJBだ!―ジェームズ・ブラウン自叙伝 (文春文庫) (2003)

■「ファンクの帝王」ことジェームズ・ブラウンも残念ながら昨年末に亡くなってしまいましたが、今読んでいる「俺がJBだ!―ジェームズ・ブラウン自叙伝」が滅法面白くて、会社の昼休みや通勤電車などいつも手放さずに読んでいます。

■破天荒で無頼漢といったパブリック・イメージがあるJBですが、実際には非常に勤勉で生真面目な音楽家であり、他人思いの心優しい人物だったことがよく分かります。極貧から這い上がり、努力を重ねながら成功への階段を上っていく姿は読んでいてワクワクしますし(このあたり、ちょっと矢沢永吉「成り上がり」(←実は僕この本密かにすごく好きなんですよね)を思わせるところも)、ブラック・ミュージックの歴史を紐解く重要かつエキサイティングな記述が満載で、とにかく楽しめる素晴らしい一冊です。きっとJBのことですから、今もイカしたソウル・ミュージックを奏でながら、この世の我々ばかりではなくあの世の魂(ソウル)たちをも喜ばせていることでしょう。合掌・・・。

■その他音楽本では「skmt2」(坂本龍一氏のインタビュー集)、「アンビエント・ドライヴァー」(細野晴臣氏のエッセイ)、「イエロー・マジック・オーケストラ」(メンバーのロング・インタビュー含むYMO研究)などのYMO関連本や、「レコード・バイヤーズ・ダイアリー」(レコード・バイヤー内門洋氏の海外買い付け日記)、ユリイカ(特集・戦後日本のジャズ文化)など読みましたが、どれも非常に面白い本でした。

■平行して、「遥かなる航跡」(シャネル日本法人の社長、リシャール・コラス氏の自伝的小説。社長業の余技というには素晴らしすぎる、優れた美しい小説だと思います)、ずっと長い間探していて今日偶然に古本屋で見つけて喜んだ「レイモンド・カーヴァーの子供たち」(デブラ・スパーク編、アメリカの20代作家たちの短編集)などなど、文芸書も含めて色々と楽しく読み進めている今日この頃です。

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2007/02/11


2007年の初買い本

(前回の続き)

■昨年、渋谷HMVと同じビルに僕の一番好きな本屋(というか世界で一番心落ち着く大好きな場所です)、青山ブックセンターがOPENしたのは本当に嬉しかったです。あのビルからは、一度足を踏み入れたらしばらくは出てこられません。ということで、今日買った本もついでに書いておきたいと思います。

1. 胡桃の中の世界 / 澁澤龍彦
既に持っているのですが、新装新版で出ていたので買ってしまいました。読み返したくても本の山の中から見つけ出す自信が無かったので。今年の目標の一つは本とCDの整理です。

2. ミスター・ヴァーティゴ / ポール・オースター
オースターは好きな作家なので、リリースされたものはとりあえず買っています。

3. オフ・オフ・マザー・グース / 和田誠・訳
マザー・グースはちゃんと研究しなければと思っていました。文庫で120編というボリュームと、きちんと原詩が付いているのも良かったです。

4. skmt2 / 坂本龍一・後藤繁雄
1999年リリースの「skmt」の続編。坂本龍一のインタビュー集。いまだにYMOというのは僕の中で特別な存在です。

5. A BOOK OF SUNLIGHT GALLERY / 永井宏
美術作家であるこの著者の文章が僕は好きで、本が出ると必ず買っています。神奈川県葉山での、そのゆったりした暮らしぶりに憧れているのかもしれません。

6. web creators
7. MdN
8. DTM MAGAZINE
たまに買う雑誌を三冊。6.は仕事関連で。7.はオリジナルフォントの、8.はリズム・ループの、付録CD/DVD-ROMが必要で買いました。

9. STUDIO VOICE
これもごくたまに買う雑誌ですが、『「80'sカルチャー」総括!』という特集に惹かれて買いました。

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2007/01/07


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