
X-レイの瞳を持つ少年 / バビロン・ズー (1996/04/10)
■ワン・ヒット・ワンダー(一発屋)と呼ばれる人たちは数多く存在しますが、その言葉を聞いて僕がなぜか真っ先に思い出すのが、このバビロン・ズーのことなのです。
■1996年、シングル「スペースマン」が全英で一週間で50万枚という驚異のセールスを記録。何というか非常に奇妙な構成の曲で、グランジ、ヒップホップ、メタル、サイケデリック/スペースロック、その他もろもろをぐつぐつと煮込んだ闇鍋のような、奇天烈なつぎはぎ細工のような、強烈な後味を残す曲なのです。
■PVも何だかすごくヘンなのですが、B級SFチックないかがわしさが妙に蠱惑(こわく)的で、不思議とつい引き込まれてしまいます。⇒ YouTube - Babylon Zoo - Spaceman
■あの当時、僕は深夜に放送されていた「Beat UK」という英国音楽のチャート番組を楽しみに見ていたのですが、何週にもわたって1位になるこの曲にいつしかすっかり洗脳され、気付くとシングルはおろかアルバム「X-レイの瞳を持つ少年」まで買っていたのでした。今見ると「8. 動物に餌を与えるな」とか、「10. 君の魂は売り物かい?」「11. 狂いそうだ,誰か薬を!…」なんて、タイトルだけで思わず噴き出してしまいます。コミックバンドか!?
■その後、彼らの姿をチャートで目にすることは二度とありませんでしたが、それでも僕は今日のように、今でも年に一度くらい、バビロン・ズーのことを突如として思い出すのです。
■今日の読書:伊丹十三の映画 / 「考える人」編集部 (2007/05) 。伊丹映画にかかわった製作者、俳優らが、伊丹映画や監督その人の魅力について語りつくす。僕も伊丹作品はほぼ見たが、もし一本だけ選べといわれたら「タンポポ」だろうか。本当に稀有な才能を持った、惜しい人を亡くしたものだと改めて思うばかりである。
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2007/06/29
■先日読み終えた、ロバート・ハリス著「人生の100のリスト」に感化されて、このところ僕も自分なりの「100のリスト」を作っている。やってみたいこと、行きたい場所、学びたいこと、なりたい自分、手に入れたいもの、などなど、どんなに不可能に思えるようなことでもいい、直感的に、心のままに書き出してみるのだ。100の夢を書くというのは意外に大変な作業だが、これがなかなか面白い。
■願望を文字によって目に見える形で表すこと、そしてそれを繰り返し眺めて常に意識下に置いておくこと。それらの行為が夢を現実のものに変えてゆくという不思議な原理については、内外を問わず実に多くの人が説いている。確かに、夢のリストを書いているだけでも、次第に気持ちが明るく前向きになっていくのを感じるし、これから先自分がどんな生き方をしたいのかということまでもが、少しずつ浮彫りになっていく。
■僕のリストを見ると、やはり音楽に関すること(「夢のように美しい音楽作品を制作する」、「海外のレーベルから音楽作品をリリースする」、etc.)や、旅に関する項目(「ブリュッセルを旅する」、「バリ島を再訪する」、etc.)が多い。すべてが叶わなくてもいい。大切なのはそうやって可能性の種をまず蒔いてみることだ。少しずつ水をやり続けてさえいれば、そのうちのいくつかは、いつの日か美しい花を咲かせるだろう。そう僕は信じ始めている。
■現実がつまらなく思えるとき。進むべき道を見失ったとき。あなたも100のリストを作ってみてはいかがだろうか。きっと心の中を、ひとつ、またひとつ、小さな希望の灯が燈り始めるに違いない。
Alaska ; Love Song for the Dead Che / Northern Picture Library(2005/04/04)
■今日の一曲:「Love Song for the Dead Che」。元 The Field Miceのメンバーによるユニットが、米サイケデリックバンド The United States of America が1968年に発表した名曲をカバー。元曲の持つ洗練されたサイケデリズムを、美しく純化・結晶化して再生させた。無機質で冷んやりとした音の揺らめきは、まるで生と死のはざまでほの蒼く明滅するかがり火のようだ。
■なお上記のアルバムは、彼らのデビューアルバム「Alaska」と、シングル「Love Song for the Dead Che」(共に1993年リリース)をコンパイルしたもの。「Love Song ・・・」は異なるアレンジによる二つのバージョンが収められている。「Alaska」の方も繰り返し聴いた大好きなアルバムです。ジャケ画像クリックにて試聴可能。
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2007/06/29

FANTASMA / コーネリアス, 小山田圭吾 (1997/08/06)
■6月26日(火)。曇り時々小雨。バタバタと慌ただしい一日。移動中の電車でiPodをシャッフルで聴きながら、向かい側の座席に坐った小山田圭吾氏に激似の女の子にぼんやり見とれていたら(似てるなー、という意味でです)、いきなりコーネリアスの「スター・フルーツ・サーフ・ライダー」(名曲!)が流れてきたのには驚いた。
■今日の読書:ワイルドサイドを歩け / ロバート ハリス (1999/08)
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2007/06/28
■最近は国内のバンドの新譜を楽しみに買うなんてことも殆ど無くなったけれど、キリンジだけは特別だ。彼らの作品だけは欠かさず買っているし、期待を裏切られたことは一度も無い。飾らずに、構えずに、自然体で音楽を愛する、彼らのそんな姿に僕はとても共感を覚える。
■そんなキリンジが「2007。毎月25日は、キリンデー。」と題してこれから7ヶ月の間、毎月25日に配信限定リリースで新作を発表する。今日はその第一段「君のことだよ」のリリース初日。早速iTunesでダウンロード購入する。ちょっと懐かしくてどこか切ない、これぞキリンジ・ミュージック!やはり今回も期待を裏切らない出来栄えだった。引き続き今後の展開も楽しみだ。
■配信シングル特設サイト(サウンドが流れるのでご注意ください) ⇒ http://columbia.jp/kirinji/deliverysingle/
■キリンジ作品のPVをYahoo!動画で ⇒ Yahoo!動画 - 音楽 - キリンジ チャンネル
■キリンジWEBラジオ ⇒ キリンジ KiKi KIRINJI
■その他、今日は昨日録画しておいた「ETV特集:疾走する帝王マイルス・デイビス〜菊地成孔のジャズ講座〜」を見る(⇒ 昨日の記事)。やはり先月の「知るを楽しむ」の再構成/総復習といった感じ。番組の構成や内容もほぼ同じ、映像などもかなりの部分は二次使用だったが、それでも菊地氏の講義とマイルスの生涯、やはり何度見ても興味深く面白い。
■今日の読書 : 〈ポストモダン〉とは何だったのか―1983-2007 / 本上 まもる (2007/05)
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2007/06/26
■今日、坪内祐三著「本日記」を何気なく読んでいたら、2003年9月27日(土)の日記に「朝、朝日新聞を開くとロバート・パーマーの死亡記事が載っている。」という一文があってびっくり。もう4年近くも前じゃないか。全然知らなかった。僕は特に彼の熱心なファンという訳ではないけれど、黒服のモデルのお姉さんたちを従えて歌うPVが印象的な「Addicted To Love」(1986)の、あのパワフルで「ちょいモテ/ちょいワル」なイメージが強烈だっただけに、そんなに早く(当時54歳)亡くなるなんてとても意外だった。でも滞在先のパリで心臓麻痺だなんて、何となく彼のイメージには似合っている気がする。
■「Addicted To Love」(PV) ⇒ YouTube - addicted to love - robert palmer
■CDJournal.comの記事 ⇒ CDJournal.com - ニュース - ロバート・パーマー 死去
■今日はほぼ一日中、Epic45の新作4th「May Your Heart Be The Map」をBGMに過ごす。繊細なギターのアルペジオ/フィードバック/ディレイ、ささやくようなボーカル、フィールド・ノイズ・・・。夢のように美しいサウンドスケープ。少しダウナーな僕の今の心境ともマッチしている。
May Your Heart Be The Map / Epic45 (2007/05/21)
■毎週日曜午後2時からの山下達郎氏のラジオ・プログラム「サンデー・ソングブック」をいつも楽しみに聴いている。普段はあまり聴くことのない、良質なオールディーズやブラック・ミュージックはとても勉強になるし、音楽の幅を広げてくれる。今日はジューン・ブライド/ウェディング・ソングの特集。氏の番組としては珍しいことに、プリファブ・スプラウトの「THE WEDDING MARCH」(アルバム「Jordan: The Comeback」より)がかかった。何度も聴いた大好きな曲だけれど、そんな聴き方も新鮮でいい。
■今夜は22時からNHK教育TVで「ETV特集:疾走する帝王マイルス・デイビス〜菊地成孔のジャズ講座〜」の放送がある。先月の「知るを楽しむ」の補講という感じだろうか。楽しみだ。
■このところ何だか気忙しく、まとまった記事が書けないので、しばらくはこんな音楽日記といったスタイルで、気ままにやってみようと思います。
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2007/06/24

After the Night Falls
Robin Guthrie; Harold Budd / Darla (2007/06/12) 
Before the Day Breaks
Robin Guthrie; Harold Budd / Darla (2007/06/12)
■これは美しい!ロビン・ガスリーのギターとハロルド・バッドのピアノの高い親和性は、1986年に発表されたコクトー・ツインズ+ハロルド・バッドによる競作「The Moon and the Melodies」で既に実証済みですが、それは20年後の本作においても何ら変わること無く、完璧な調和を保持しています。
■両者の音が融け合って織り成す、限りなくアンビエントで耽美な音世界は、聴く者すべてをその深いエコーの彼方に横たわる夢幻の境地へといざなうでしょう。
■また、この二つの作品はアルバムタイトルばかりではなく、各曲のタイトルについても、例えば一曲目「How Distant Your Heart」(Night)/「How Close Your Soul」(Day)のように、全て呼応する形で構成されており、その点からもぜひ二作を合わせて楽しみたいところです。
■試聴はHMVのサイトにて ⇒ After The Night Falls / Before The Day Breaks
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2007/06/17
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