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チェリーストーン・ディクショナリー [ア]


ストロベリー・ディクショナリー ―永遠の少年少女に捧ぐスタイルブック / 渚 十吾 (2000/03)


■青山ブックセンター各店で、渚十吾さんセレクトのオリジナルブック&グッズフェアが開催されていますね。僕もずっと探していた「ストロベリー・ディクショナリー」を入手することができました。

■さて、その「ストロベリー・ディクショナリー」、春・夏・秋・冬のシーズンごとに、[ア]から[ワ]まで、渚氏のお気に入りの音楽や本、各種ショップや映画などを集めた楽しいディクショナリです。続編「ブルーベリー・ディクショナリー」も合わせて。

■僕もちょっとマネをしてディクショナリ、やってみたくなりました。僕のレーベルの名前を付けて「チェリーストーン・ディクショナリー」、それでは早速 [ア]の項から。

■アヴェ・マリア Ave Maria

無数の音楽作品が存在する中、個人的にはMary Hopkinのアルバム「Spirit」(1989)の冒頭を飾る、シューベルト作「アヴェ・マリア」をお薦めしたい。荘厳なオーケストレーションの彼岸から、メアリー・ホプキンの澄んだ歌声が神々しい光を放つ。この「Spirit」は全編タイトルどおり、スピリチュアルで深遠な美しさに溢れた佳品。僕は無宗教ですが、思わず敬虔な気持ちになります。廃盤の様なので中古で探してみてください。リマスター/リイシュー望む。

■青山ブックセンター Aoyama Book Center

通称ABC。1980年の六本木店オープンを皮切りに、広尾、新宿、自由ヶ丘、天王洲と店舗を拡大。1996年には青山「本店」を出店。バブル崩壊のあおりを受け2004年の7月16日に全店が閉店するも、作家や文化人らの署名運動をきっかけに、日本洋書販売が経営を引き継いだ。同年9月29日より六本木店、青山本店以降次々と再オープン。僕はこの書店で一体どれだけの量の本を買ったことだろう。世界で一番好きな書店(あるいは世界で一番好きな場所)であり、書物を通して沢山のことを教えてくれた僕の先生のような存在。なお倒産/再生の事情については浅井輝久(著)「ABC青山ブックセンターの再生」に詳しい。

■秋 Autumn / Fall

米語「Fall」の語源は、木の葉が“落ちる”季節だから。でも秋はいいですね。四季の中で一番好きだ。澄みきった空の青さ、懐かしい風の匂い。「コバルトが 目にしみますね/誰だって 秋はひとりですね」と沢田研二が歌う「コバルトの季節の中で」(アルバム「ロイヤル・ストレート・フラッシュ 2」に収録)は、秋に聴きたい隠れた名曲。

■アンディー・ポーラック Andy Pawlak

一人プリファブ・スプラウト、なんて呼ばれることも。アルバム一枚と、それ以前にリリースされた二枚のシングルを残して音楽界から姿を消したと聞く。件(くだん)のアルバム「SHOEBOX FULL OF SECRETS」は、全編を通してロマンティシズムの香り高く、まばゆいばかりに純度の高いピュア・ポップがキラキラと結晶化された名盤。僕の過去サイトでも一度ご紹介しました。 ⇒ 渋沢アキオの「靴を見つめるヒトビト」 SHOEBOX FULL OF SECRETS / ANDY PAWLAK (1989)

■餡ドーナツ Bean-paste Doughnut

粉砂糖のひんやりとした舌触りによる第一楽章、揚げたパン生地のねっちりと弾力のある歯ごたえは第二楽章、そして甘さ控えめにしっとりと練り上げたこしあんによる第三楽章。まさに味の交響詩、というのは大げさですねやっぱり。冷たい牛乳と。

■アントニオ・タブッキ Antonio Tabucchi

イタリアの作家(1943-)。「インド夜想曲」「遠い地平線」「逆さまゲーム」「ペアト・アンジェリコの翼あるもの」など、どの作品もすべてが素晴らしい。僕の最も敬愛する作家の一人。夢と現(うつつ)の狭間を漂うような、情感に溢れた美しい文体の魅力は、その殆どの作品を翻訳し紹介した須賀敦子さんの力によるところも大きい。残念ながら1998年に須賀さんが亡くなって以降、翻訳が出ていないのが寂しいところ。

■それではまた。次は[イ]の項でお会いしましょう。

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2007/08/26


イアン・カーティスの生涯を描いた映画 『Control』 の映像がついに!

control.jpg

MySpaceTVで公になりましたね。モノクロームの映像が美しい。役者さんも皆感じ出てます。公式サイト(まだ正式にOPENしていないようですが)には10月5日公開とありますが、日本での公開はいつになるのでしょうか?楽しみです!

■映像をチェック⇒ MySpaceTV: CONTROL : LA BANDE-ANNONCE by Control, le film

■情報元はCDJournal.comでした。リイシューのニュースです。こちらも楽しみ。⇒ CDJournal.com - ニュース - ジョイ・ディヴィジョンの名作群がボーナス・ディスク付リマスター盤として再発

■映画は恐らく、イアンの未亡人による伝記が元になっていると思われます。映画を見る前に読んでおくのも良いかも知れませんね。⇒ 未亡人によるイアン・カーティスの伝記

■映画の公式サイト。 ⇒ Control - A Film By Anton Corbijn

■ニュー・オーダーの公式サイトには、映画のスチール写真が数点UPされています。 ⇒ New Order Online - A New Order / Joy Division Web Site

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2007/08/24


小西さんの言葉に大きくうなずいた


MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2007年 09月号 [雑誌]


■今月号の「MUSIC MAGAZINE」は渋谷系の特集です。冒頭に、ピチカート・ファイヴ小西康陽さんのインタビューが。

■『僕自身“音楽より自分が好き”ってアーティストをあまりいいと思ったためしがないんで、“自分より音楽が好き”って人の作品がこれからもたくさん出てくればいいなあって思いますね』という言葉には大きくうなずきました。全く同感です。

■まだ全部読んでいませんが、渋谷系アルバムガイドなどを含む本号、面白いです。


Couples / ピチカート・ファイヴ (2004/04/28)


■ピチカートではやっぱり1st「Couples」が好きだなあ。どの曲も全部素晴らしいです。「皆笑った」とかホント好きですね。いまだに飽きずに繰り返し聴いてます。小西さんのボーカルもたっぷり聴けるし、佐々木麻美子サンの儚げな歌声もとても好きだった。


これは恋ではない―小西康陽のコラム 1984‐1996 / 小西 康陽 / 幻冬舎 (1996/12)


■「これは恋ではない」も何度も読み返した(そして今も読み返す)大好きな一冊。小西版「植草甚一ワンダーランド」。最高です。

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2007/08/22


「ビバヒル」と「ツインピークス」


Floating into the Night / Julee Cruise (1990/05/09)


■一つ前の号の「ニューズウイーク日本版」誌の付録DVDに収録されていた「ビバリーヒルズ高校白書」「ツインピークス」の第一話を、思わず夢中で見てしまいました。共にこの秋発売されるDVDボックスセットの宣伝企画ですが、これは懐かしかったなあ。

■両者とも当時はかなりハマったものです。「ビバヒル」(LaLa TV にて放映中)はさすがに途中で飽きて第5シーズン位から見なくなりましたが・・・。「ツイン・ピークス」は劇場版も見に行きましたし、番組主題歌の入ったジュリー・クルーズの1stアルバム「Floating into the Night」まで買いました。

■デヴィッド・リンチ自らプロデュース(および作詞)を手がけた本作。浮遊感溢れるジュリー・クルーズの歌声と綿菓子みたいなバック・トラックが何ともドリーミーで心地良い、ひそかな名盤だと思います。上記ジャケ画像クリックにて、Amazonで数曲試聴可能。

■ところで「ツイン・ピークス」と言えば、個人的に自動車教習所を思い出します。その当時僕は仕事の都合で2、3ヶ月間夜勤のシフトを強いられ(確か夜7時〜朝6時の勤務だったか)、昼間の時間が空くというので、それを利用して車の免許を取ろうと考えたのです。

■教習所にも通いながら、同時にビデオで何巻もある「ツイン・ピークス」にもハマってしまったものですから、当然のことながら睡眠時間は削られ、いつも人々が仕事を終えて帰路につく中をフラフラと出勤したものでした。常に朦朧とした意識の中で、それはまさにデヴィッド・リンチの世界を地で行くような、妙にシュールで現実感の無い日々でした。

■それももう20年近く前の話なのですね。でもお笑い芸人氏による「ディラン」も人気を博しているようですし(笑)、この秋「ビバヒル」ブーム再び、なんてことになるかもしれませんね。

90's | trackback(0) | comment(2) |

2007/08/17


トニー・ウィルソン氏、死去

■ファクトリー・レコードの創設者の一人、トニー・ウィルソン氏が8月10日、心臓発作で亡くなったそうです。まだ57歳の若さでした。心よりご冥福をお祈りいたします。

■詳細はこちら ⇒ CDJournal.com - ニュース - ファクトリー・レコードの創設者 トニー・ウィルソン、死去

■ほんの数ヶ月前、ファクトリー・レコードの歴史を紐解くDVD「シャドウプレイヤーズ」でその元気な姿を見たばかりだったので、とてもショックです。

■あなたのおかげで本当に沢山の素晴らしい音楽に出会えました。ありがとう。そしてさようなら。天国でイアン・カーティスと再会できましたか?

New Wave | trackback(0) | comment(0) |

2007/08/13


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